シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

バンクシー、ディズマランド解体後の資材で難民避難所を建設

芸術家のバンクシー氏らが8月に期間限定でオープンしたディズマランド(Dismaland)ですが、まもなく閉鎖をむかえ、解体後はその資材で難民避難所を建設する予定だと報じられています。

www.theguardian.com

ディズマランドは消費社会のあり方を皮肉ったディズニーランドのパロディで、シュールな展示内容はネット上で話題になりました。会期中は、多くの人たちが訪れ、地元経済に多大な貢献をしたことも紹介されています。

どんな内容かは以下のNaverまとめでも紹介されています。

matome.naver.jp

月曜日(9月28日)より解体工事が始まり、その資材はフランスのカレーにある通称「ジャングルキャンプ」で難民避難所を建設するために利用されるとのこと。

ディズマランドのホームページでは、「カレーディズマランドがまもなく誕生」というメッセージが掲載されています。

カレージャングルキャンプとは、フランスの港湾街、カレー近郊に気づかれたキャンプの総称で、イギリスに渡りたい人たちが滞在している地区だということです。ダルフール、アフガニスタン、シリア、イラク、エリトリアからの難民・移民が滞在しています。(私も、カレージャングルキャンプについては、Wikipedia程度の知識しかないのが現実です・・・)

2015年9月にGuillaume Pinon氏が英テレグラフでオンラインレポートを掲載しています。

s.telegraph.co.uk

イギリスに関しては、今回の難民受け入れ割り当ての対象からは除外されていますが、独自に難民の受け入れを推進しておりその第一団が先日、入国したばかり。