ヨーロッパへ海路で渡った難民が99万人を突破〜12月28日現在
2015年も残り僅かになりましたが、ヨーロッパへ海路で渡った難民の数が12月28日現在、99万人を突破しました。このブログではUNHCRが随時発表している統計を定点観察し、10月2日50万人、10月19日60万人、11月5日75万人、11月20日84万人、12月14日94万人とお伝えしてきました。
10月以降、わずか3ヶ月の間に50万人近い難民が海路でヨーロッパに流入したことになります。
シリア難民の割合が徐々に減少し、10月に経過観察を始めて以降、始めて50%を割り込みました。それに対し、アフガニスタンやイラクからやってくる人の割合が微増しています。
また、子どもの割合が25%を超え、全体の1/4になりました。12月は難民の流入数が大幅に減少しているため単純比較はできませんが、子どもの割合が10月2日は18%でしたから、大幅に増加したことになります。
12月28日現在
海を渡って到着した人数:991,424人(12月14日 944,909人)
死者/行方不明者:3,716人(同3,580人)
人口割合
男性:58%(同60%)
女性:17%(同16%)
子供:25%(同24%)
国別構成
シリア:49%(同50%)
アフガニスタン:21%(同20%)
イラク:8%(同7%)
エリトリア:4%(同4%)
パキスタン:2%(同2%)
ナイジェリア:2%(同2%)
ソマリア:2%(同2%)
スーダン:1%(同1%)
ガンビア:1%(同1%)
マリ:1%(同1%)