難民向けの空き部屋マッチングサービスが拡大中
先日難民向けの空き部屋サービス「Refugee Hero」を紹介しましたが、Wiredで「Refugee Welcome」が紹介されていました。
難民に自分の部屋を提供したい市民が登録をして、その条件を見た難民が申請→滞在をするというものです。難民への部屋を提供する人たちの裾野は広がっており、この記事で紹介されているRefugee Welcomeでは「これまでにドイツで80名、オーストリアで44名の難民に住まいを提供」した実績があるとのこと。
提供者は無償で難民を支援するのが一般的ですが、Refugee Welcomeでは「寄付も受け付けており、部屋を貸し出した人が宿泊料を月額で受け取れる仕組みを提供している」とのこと。これは、部屋を貸したくてもそれができない人たちが、彼らを支援することを通じて難民支援を表明する方法なのかもしれません。もちろん難民は無料で滞在できますが、提供者は部屋の維持管理コストが発生することと予想されます。そのため、持続可能な取り組みにするためにも、そういった仕組みは(批判もあると思いますが)興味深いと感じました。
今、こうしたインターネットを通じた草の根の支援が次々と生まれています。状況に応じて柔軟に対応できるこれらのサービスが、今後どのような展開をしていくかにも期待したいと思います。