2016-01-01から1年間の記事一覧
シリア政策研究センター(SCPR)という民間の団体が、2011年に勃発したシリア紛争の影響をまとめたれ報告書を公表しました。それによると、死者数は47万人に達し、国連統計の2倍に及ぶとしています。そして、国内では人口の45%が難民化したことで人材育成基…
ドイツ・ミュンヘンで開催されたシリア和平協議で、シリア紛争当事者間での停戦が合意されました。シリア政府と敵対勢力、および関係諸国で1週間以内に停戦にこぎつけるという内容です。シリア全土で人道支援を迅速に行うことも決定しました。 Embed from Ge…
ジュネーブで反体制派によるシリア和平協議が中断を余儀なくされたその日。ロンドンでは約70の国と、国際機関、NGOなどによるシリア支援のための会合が開かれました。 会議では各国が難民人道支援のため110億ドル(1兆2800億円)の拠出を表明。難民政策をめ…
UNICEFの統計によると、ヨーロッパに安全を求めてやってくる女性と子供の数が、難民危機勃発以降はじめて男性の数を上回りました。ギリシアとマケドニアの国境にやってくる難民は1月、およそ6割が女性または子どもだったということです。 子どもの割合が増え…
幼い子供の死。繰り返される悲劇 2016年に入ってから1ヶ月間で5万人を超える難民が海路でヨーロッパに渡ったと報じられる中、トルコ沖で難民を乗せたボートが転覆し少なくとも37人が死亡する事故が発生しました。 避難民はエーゲ海のレスボス島を目指してお…
2016年に入ってからも海路でヨーロッパに渡る難民の数が減少する気配がありません。2015年1月の合計が5000人だったのに対して、2016年は1月30日現在、その数は54,518人に達しています。昨年比およそ10倍。これから暖かくなるにつれて、その数がさらに増えて…