シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

パリ 爆発・銃撃・立てこもりで多数の死傷者が発生

フランス・パリ北部のスタジアムで複数(3回という情報あり)の爆発があり、数十人が死亡しました。死傷者の数は錯綜していますが、CNNによると少なくとも60人が死亡との報道(追記2015.11.14 22:50:その後、死者数は130人弱と発表されました)。その他、パリ各地で爆発・銃撃が繰り返されており、同時多発事件に発展している模様です。

スタジアムではフランスとドイツの代表によるサッカー親善試合が行われており、フランスのオランド大統領も観戦していました。

その後大統領は観戦を中止し内務省に向かい、(犯人の逃走を防ぐため)国境を封鎖し、フランス全土に非常事態宣言を発令しました。パリでは前例のないテロ攻撃が発生しているとし、当局は住民に対し屋内退避を呼びかけています。(ガーディアン「Hollande said there were “unprecedented terror attacks under way in Paris” and authorities have warned residents to stay inside.」)

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バタクラン(劇場)で銃撃・100人以上が人質として立てこもっている

その他、各地で銃撃や爆発が繰り返して発生。1月にシャルリーエブド事件があった場所からもほど近いということもあり、事件の推移を注視したいところです。

【追記 2015.11.14 09:20】 多数が人質に取られているバタクランに治安部隊が急襲作戦を実施。作戦は終了。治安当局者によれば、犯人が投じた爆弾により「大虐殺」が行われており、死者の数はさらに増加するとの見通しを示しました。