【日本】菅官房長官 難民支援を検討中、最終的な詰めの段階に
9月24日の記者会見で、菅義偉官房長官は難民支援を検討中で、現在、最終的な詰めの段階にあることを表明しました。
長官は「中東・北アフリカ情勢の悪化によって難民問題が発生していることについて、人道上の観点から政府として高い関心を持って対応している」と表明。そのうえで、「欧州・シリア周辺国など難民が流入している地域をはじめとする国際社会と連携しながら、日本として難民支援で何ができるかを現在検討している」とし、「最終的な詰めの段階に来ている。できるだけ早く支援ができるようにしたい」と語った。
具体的な検討内容については、以下、菅義偉官房長官の発言を見てもよく分かりませんでした。
朝日新聞記者が9月24日付の緒方貞子元国連難民高等弁務官のインタビュー記事を引き合いに出して、日本として何ができるかと質問しています。
ーー(菅義偉官房長官)まずですねあの、中東・北アフリカ情勢の悪化によって、難民問題がですね、発生していることについて 人道上の観点からですね、政府としては高い関心を持っていま対応をいたしております。まあ、その中でですね、それはあの難民の皆さんの希望もあるわけでありますし、まあ地理的要件ももこれ、ヨーロッパと日本では違うと思います。ただ政府としてはですね、そういう中にあって、欧州シリア周辺国など、難民が流入している地域をはじめとする国際社会と連携しながら日本として難民支援、何ができるのかということを現在、検討しております。
ーー(朝日新聞記者)具体的な検討内容は
ーー(菅義偉官房長官)あの、検討しておりまして、まあ最終的な詰めの段階にきておりますので、検討結果をできるだけ早く、支援ができるようにしたいと思います。
詰めの内容をしっかり問いたださないことには記者会会見もなにもないだろうと思うのですが、そこには踏み込むことなく、ぬるい感じで記者会見は終了しております。(そんな曖昧な感じで終わって許される新聞社の体質は全くどうかと思いますが)
いずれにせよ、9月上旬に難民対策への金銭的支援を発表した日本政府が、どのような追加支援を表明するかは注目したいところです。