シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

【日本】シリア難民の若者を「留学生」として受け入れる模様

9月24日の記者会見で菅義偉官房長官が難民支援の具体的な詰めの作業を行っていると語りましたが、その内容が明らかになりました。

現在は、受け入れ人数、選考方法、そして在留資格などについて、関係省庁が最終的な調整を行っているとのこと。

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シリアでは多くの子供たちが就学の機会を失い、学校に行けない子どもたちがまるまる一世代分、生まれるリスクがあるという私的もなされていました。

政府関係者によると、受け入れの対象として検討しているのは、内戦や過激派組織「イスラム国(IS)」の台頭による戦火を逃れて、シリア国内のほか、トルコやレバノンなど周辺国に避難して学習機会を奪われている若者ら。受け入れ人数は数十人程度とみられ、規模は限定的だが、若い世代の人材育成に貢献できると判断した。

人材育成を通じて、日本社会への親近感や理解をもった若者が、将来、中東地域で影響力を持つことで日本の「国益」につなげるという考えも見えてきます。まずは、試験的に受け入れながら、徐々に規模拡大を図っていくということになるのでしょうか。