シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

クロアチア難民キャンプに搬送された105歳のアフガニスタン難民の女性

「彼女は105歳だが戦争と爆撃のないより良い生活を夢見ている」

www.theguardian.com

クロアチアの難民キャンプにストレッチャーで105歳のアフガニスタン難民の女性が運ばれてきました。多少の疲れやケガなどがあるようですが、健康状態は良好で、通訳を介したインタビューにも答えているようです。

17人の家族とともに20日間をかけて、そしてしばしば67歳の息子や9歳の孫に背負ってもらいながら旅を続けていたとのこと。

10月25日に開催されたドイツやバルカン諸国など難民の通過点になっている十数カ国による会議では、難民の流入を抑制するため「国際的な保護」を必要としない国から来た人々を本国へ送還するとの合意に至りました。

その中には彼女の居住地であったアフガニスタンも含まれています

しかし、ガーディアン紙のインタビューに答えたアフガニスタン人の男性は、もし本国へ送還されればタリバンに殺害されると恐れています

www.theguardian.com

Afghan teacher Ali Hussani, 35, said he wanted to go to Germany with his wife and their six-month-old son. “I am worried that Germany may send us back home. That would not be fair,” he said. “Afghanistan is in the same situation as Syria ... The Taliban killed my brother and they will kill me too if I return.” アフガニスタン人教師アリ・フッサーニさん(35)は、妻と6ヶ月の息子とともにドイツに行きたいと語りました。「ドイツが私たちを本国へ相関するのではないかと心配しています。それは公平ではない」。「アフガニスタンの状況はシリアと変わりません。タリバンは私の兄弟を殺害しました。もし戻れば私も殺害されるでしょう」