シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

【ハンガリー】オルバーン首相 ドイツの「モラル帝国主義」を批判

9月22日のEU内相会議で多数決で採択された難民受け入れ割り当て案に反対したハンガリーのオルバーン首相は、難民の受け入れを各国に迫るドイツの態度を「モラル帝国主義」と批判しました。

www.theguardian.com

「ドイツが大量の移民を受け入れることに決めたとしても、どうか同じことを他国に強要しないでいただきたい」 “Even if Germany decides to accept mass migration, please do not make it mandatory for others to do the same.”

要約すると以下のような内容です。

「もっとも重要なことはモラル帝国主義があってはいけないということだ。我々はハンガリー人であり、ドイツ人と同じ考え方はできない。ハンガリーは大量移民を統制する権利を保有できるべきだ。ハンガリーの人々はこれを望んでいない。我々はハンガリー人の願いを尊重してもらうよう依頼する。」

tribune.com.pk

その上で、オルバーン氏が危機解決の6点プランと呼ぶ提案を行っています。

そのプランには、移民流入が続くギリシアに対して、国境統制をEUに引き渡すし、移民がシェンゲンゾーンに入る前に「経済移民」と避難民を区別する案が含まれています。そして、移民を帰国させても安全な国家のリストを共有するようEUの指導者に呼びかけるとしています。

つまり、EU主導でギリシア国境において、移民や難民をフィルタリングし、自国に返しても安全な経済移民を追い返すというものです。

そして、ロシアやトルコなど今回の危機で主要な役割を果たしている非EU国家との連携を緊密にとるよう要請しています。

ドイツ主導のEUの枠組みに対する疑念が生じていることが伺えます。 EU首脳会議でハンガリーなどの東欧諸国が新たな提案を行うのか?どのような意志を表明するかに注目が集まります。