シリア難民危機を考えるブログ

シリア難民に関する情報を集約していきます。難民問題と切り離せないシリアや中東情勢についても検証します。

【オーストラリア】シリアからの難民を12000人受け入れる臨時措置を発表

オーストラリアのアボット首相は、シリアやイラクからの難民12000人を臨時措置として受け入れることを表明しました。

Australia to accept an extra 12,000 Syrian refugees and will join US-led airstrikes http://www.theguardian.com/australia-news/2015/sep/09/australia-to-accept-an-extra-12000-syrian-refugees-and-will-join-us-led-air-strikes

The 12,000 Syrian and Iraqi refugees will be in addition to Australia’s existing humanitarian intake of 13,750. It will be one-off increase rather than a permanent increase and the refugees are to be granted permanent residency. The focus will be on women, children and families from persecuted minorities. オーストラリアがすでに人道的な措置で受け入れている13,750人に加えて、12000人のシリア・イラク難民を受け入れることになるだろう。 これは、恒常的な措置ではなく一時的な対応であるが、難民は恒常的な居住を保証されることになる。迫害を受けている少数派の女性、子供、家族が中心となる。

当初、首相周辺にはキリスト教徒のみの受け入れを主張する声もあったようですが、当然、キリスト教以外にも門戸を開くことになると述べられています。

これと同時に、オーストラリアは集団的自衛権を発動し、シリアのISISへの空爆に参加することを表明し、条件付きで野党労働党も容認する模様。

 

#オーストラリアでは政治家の遅い動きにしびれを切らし、一般の人達による草の根の支援が広がっているとの話も聞きました。今後、シリアから遠く離れたオーストラリアで難民受け入れの動きがどう広がっていくかにも注目したいところです。