ヨーロッパへ海路で渡った難民が100万人を突破〜12月31日現在
12月30日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の統計によると、海を渡ってヨーロッパに渡った難民の数が2015年で100万人を超えたとのこと。
2014年が216,054人でしたから、およそ5倍(ちなみに、2013年は59,421人)。 特にそのうち半分の50万人は、このブログで不定期で定点観測を始めた10月初旬からの、わずか3ヶ月での流入です。これは、1日平均で5,500人を超えています。
12月以降、海路での流入のペースは衰えています。ヨーロッパの寒い冬の時期を敬遠していること、あるいは最近のヨーロッパでの難民受け入れの消極姿勢が影響しているということもありますが、ヨルダンやレバノンで暮らすシリア人避難民の生活状況の悪化も伝えられており、春以降、再び増加することも懸念されます。