イギリスでの難民支援デモの参加者は9万人
先日紹介したイギリスの難民支援のためのデモの様子が日本のメディアでも紹介されていました。
このブログでは参加者を1万人ほどかと思いそう書いた(【イギリス】ロンドンで1万人規模の難民支持表明デモ)のですが、ANNは主催者側の発表として9万人という数字を紹介しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150913-00000000-ann-int
2003年のイラク戦争反対デモの当時からデモを取材してきた僕としては、デモの参加者自体は実はさほど重要ではありません。平日か休日か、昼間か夜かによっても参加者は全然違ってきますし、休日の1万人よりも、平日の5千人のほうが動員力があるという見方もできます。むしろ重要なのは、メッセージの力や伝播力といった影響度の方だったりします。(この辺の話はまた別の機会に)
このデモはイギリスだけでなく、ヨーロッパ各国で開催されていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150913/k10010232181000.html
イギリスのデモに関しては、ちょうど労働党の新党首が選出されたタイミングということもあり、政治色が強い部分もあったかと思います。
ただ、このデモはfacebookで、これまで政治的な活動に参加したことのない女性の呼びかけをきっかけに開催されたというツイートもありました。その意味では、実際にデモに参加していた人の数以上に、支持の裾野は広がっているとも言えます。
帰宅。ああ疲れた。えらい人出やった。楽しかった。今まで何の政治的な活動もしたことのなかった女性のFBでの呼びかけに数万人が集まるんだよね。SNS強し。これがその彼女。黄色い服の人。ラリーの最後に「信じられないわ。ありがとう」とだけ pic.twitter.com/Wh1UWGPlq9
— mariemot (@mariemot) 2015, 9月 12
今後、こうした一般の人たちの声が、各国の難民支援にどう影響していくかに注目していきたいと思います。